花嫁和装#7
2020/10/10 【神戸 結婚式場】【衣裳 (costume)】 コスチューム
みなさんこんにちは
コスチュームコーディネーターの上田です
いつもエスタシオン・デ・神戸のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます
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お久しぶりの花嫁和装のご紹介。
お勉強したいと思います
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白無垢・色打掛の下に着ているこちら↓↓↓

↑↑↑掛下といいます。
掛下とは
白無垢・色打掛の“下”に着る専用の振袖。
そして掛下専用の帯を掛下帯といいます。
(以前にもこの画像は登場していますがご説明していなかったので)
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この掛下と掛下帯の柄の拡大画像がこちら↓↓↓

こちらの柄は紗綾形(さやがた)と言います。
聞き慣れない言葉ですよね私も文字にするとこんな字なのかと初めて知りました
勉強️になりました
引きで見た時はなんとも思わないんですが丸く囲んだところをご覧くださいね
卍(まんじ)の形が見えますよね
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紗綾形とは
卍つなぎの一種で卍を斜めにして連ねた連続模様の地紋。(ひたすらこの柄が続いています)
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紗綾とは表面のなめらかで光沢のある絹織物の一種を指します。
(光の加減や見る角度により陰影がつきます。)
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紗綾形の地紋は特に武家に好まれていたようで江戸時代には織物や染物にも使用されていました。
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この紗綾形の地紋「不断長久(ふだんちょうきゅう)」の意味があります。
・不断→絶えるとこがない
・長久→長く続くこと
「家の繁栄」・「長寿」の願いを込めたとされています
先のような意味があり花嫁衣裳に沢山紗綾形が用いられているんですね
掛下・掛下帯、その他には帯揚げや帯締めなどもちろん、白無垢・色打掛の地紋として、振袖の地紋でも見受けられます
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和装に触れることがないと、気付かない柄ですよね
これから和装のお衣裳合わせを予定されている新郎様新婦様や和装が気になると言うお二人是非、探してみてくださいね
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最後までご覧いただきありがとうございました