【家紋】38
2021/04/21 【神戸 結婚式場】 コスチューム
みなさんこんにちは
コスチュームコーディネーターの上田です
4月も半ばですね
最近、つつじが咲き始めていますよね
白・ピンク・濃いピンク満開が楽しみですね
さて本日もある【家紋】をご紹介したいとおもいます
先日、お目にかかる機会があった【家紋】です。
それは・・・こちら↓↓↓

《扇紋》です
団扇(うちわ)を折りたたんで、携帯できるようにしたものが、扇です。
ちなみにお目にかかったのは《丸に房扇》でした
扇の語源は・・・
・風を送る「あふぐ」
・神を仰ぐ(跪いて立つ人を見上げる)意味 の「あふぎ」
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“扇”の字は“広がったり閉じたりするとびら”を表しているそうです
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扇には、風を送る意外の用途もたくさんあります
先程の語源にもありましたが、日本では「神を招く」手段として扇が使用されていましたが他にもこんな使い方をしています
◦礼儀として、口元を隠す
◦宗教的意義
◦鉄扇などの武器
◦能や狂言、落語などの小道具
何故【家紋】になったのかは・・・
形状が末広がりなので縁起がよいとされたから。
納得ですね
“扇”は中国から日本に伝わったものですが・・・“扇子”は日本で発明されて、中国からヨーロッパまで広まったそうです
てっきり“扇子”も中国から伝わったものだとおもっていました

最後に、《扇紋》には骨扇(ほねおうぎ)、檜扇(ひおうぎ)という種類もあります。
骨扇は扇骨(おうぎぼね)とも呼ばれます。これは、地紙が貼られていないのが特徴ですね
地紙は【家紋】として、《地紙紋》が存在します。次回にでもご紹介しましょう
檜扇は宮中で使用されていた木製の扇のことを指します
《扇紋》には沢山の種類があり面白い【家紋】でした
本日も最後までご覧いただきありがとうございました