比翼
2021/02/08 【神戸 結婚式場】【衣裳 (costume)】 コスチューム
皆さん、こんにちは!
コスチュームコーディネーターの山添です( ^)o(^ )
本日は、黒留袖に付いています「比翼(ひよく)」の
お話しをいたします。
黒留袖とは、皆さんもよくご存じの既婚女性の最も格式の
高い第一礼装の着物です。
五つ紋が入った黒地の着物で、裾の部分におめでたい柄が
縫い合わせの上にも模様が続く絵羽模様が入っています。
では「比翼(ひよく)」は知っていますか?
知っている方は少ないかも知れませんが、着物と長襦袢の間に
もう一枚着物を着ているように見せる為の白い布の事です。
昔は重ね着が正式だったため、長襦袢(下着の役目)の上に
白い着物と黒留袖を二枚重ねて着ていました。
重ね着は「おめでたい事を重ねる」という意味で、お祝いの場に
ふさわしいとされていたので、結婚式に着る留袖に使われてきました。
しかし、着物を重ねて着ると暑さや重さで動きにくく不便なので
今は「比翼仕立て」という留袖に部分的に比翼をつけて利便性の
良い物になっていて、重ね着をしているように見えます。
レンタルの留袖はほとんど比翼仕立てです。
なので比翼の付いている着物は格式の高い着物という事です。
参考にしてくださいね!!!(^O^)/
